6月21日 神奈川県自然環境保全センターにて
半夏生
半夏生は、1年のうちで昼間の時間帯が最も長くなる、夏至(げし)から、11日目の、毎年7月2日頃から、七夕(7月7日)までの5日間になります。
(天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日になります)年によって変わります。
農作業では、半夏生までに田植えを済ませ、この時期は梅雨の後半になり、雨の日が多くなります。
地方によっては、この時期にハンゲという妖怪が徘徊すると言われ、農作業をしないという戒めになっていて、農作業で疲れた体を休める期間にもなっているようです。
半夏生の季節、関西ではタコを食べるなど、地方によっていろいろな風習があるようです。
半夏と半夏生は違う植物
【半夏】ハンゲ (テンナンショウに似た植物)
「半夏生」は、雑節の中では唯一、七十二候からとられた名称です。「半夏生」の「半夏」は「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草のことで、この薬草が生える時期を指した名称だといわれています。サトイモ科で、地下にある球茎の皮を取って乾燥したものが漢方薬の生薬「半夏」。
【半夏生】半夏生
「半夏生」という名前の草は、七十二候でいう「半夏」とは別の植物です。名前の由来は、半夏生の頃に花が咲くからとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」になったとする説などがあります。また、古くはカタシログサ(片白草)とも呼ばれています。
半夏生「ハンゲショウ」
半夏生「ハンゲショウ」の群生
ツチアケビ
ツチアケビはラン科の植物で葉をつけない植物
葉をつけない植物ということは光合成を行わない植物で、秋になるとアケビというより赤い色の小さなバナナのような実をつけます(食用には適さない)。人によっては赤いウインナーに例える人も。
別名:山の神の錫杖・狐の錫杖とも呼ばれる。錫杖の鈴のようなイメージからと思われます。
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