日向薬師宝城坊「神木のぼり」例大祭ウォークの記録

日向薬師宝城坊「神木のぼり」例大祭ウォーク

4月16日(土)コロナで2回中止の神木のぼりが世ようやく再開されることに。

今年は12年目の寅年とあって特別な年。神木のぼりと合わせて稚児行列も執り行われます。

駅からバスに乗り込む際に,1班の方はこちらへと言うと一般の人が集まってきてしまってもう大変なことに。誤解されないように気を付けないといけませんね。幸いにも臨時バスが出て無事乗ることができました。

先ずは衣装場(いしば)へ     1班、2班、(除く3班)

源頼朝が娘、大姫の病を平癒祈願のため52名の御家人をと共に日向薬師へ参詣した時、ここで旅装束から白装束着替えた場所と言われています。鎌倉殿の13人のうち8人も訪れています。

源頼朝公日向薬師参詣参詣を参照


南大門(仁王門)の金剛力士像 「阿形」「吽形」の仁王様だが、どっちが偉いんだろうなんて。「やっぱり阿形」かなぁ(怖そうだから)、では「阿形」は右でしょうかそれとも左。口が開いているからこっちが阿形だよとか・・。

昔は偉い人は向かって左。中国では皇帝の左側から太陽が昇り右に沈むことから、左が偉いとされた。もし中国が南半球にあったら逆になっていたかもね。神社の左大臣、右大臣、左近の桜、右近の橘も同じ。お雛様の並びも同じだ! 余談ですがお内裏様とお雛様は実は兄弟だった、「三人官女」「5人囃子」。天照大神の神話とどこかよく似ていますね。また京都と関東では飾り方が違うらしいよ。

伊勢原には仁王門が「大山」と「薬師」の2か所にあったが、現在は「日向」に残るだけになりました。

仁王門から先は原生林。

すり減った石段。この石段の途中に玉ねぎ岩とか牡丹岩とか言われる渦巻状の模様の岩が見られます。大山、弘法山でも同じものが見られますね。昔、この辺りは海底で、丹沢から北陸を結ぶラインを境に東西の大陸が衝突し隆起したらしいんだって。

途中、珍しい植物を見つけた! これなんだ? イズのイズよ・・???とはいわれてもね・・

緑の帽子のおじさんによると「イズセンリョウ」との事でした。

すごい! 拍手!

参道には歌碑も プレバトいつも見ているんだけど・・はて??

鐘楼堂の横にある2本の幡掛けの杉、こうしてみると立派ですね~。

かなり前から樹齢800年と言われていますが、そろそろ樹齢850年に訂正しましょうか。

稚児行列に参加した稚児さん。引率にパパ・ママ・ジジ・ババがもれなくついてきて、まぁまぁ写真屋さんも大変。落ち着きのない子、泣きわめく子、それ以上に親の声の方がすごかった。

これから「神木のぼり」・「火渡り」を行う山伏さん。

神木のぼりの会場 もう大勢集っています。

神木のぼり この神木を支える根元の大きな石は、山口さんちの庭にあったものらしい。口上を述べた後、何かを唱えながら刀で空を切った。(12年前はここに桜の木があり、花弁がハラハラと散った・・)。

いよいよ神木のぼりの儀式も終え、今度は火祭り ・・ウンコロコロ~ウンコロコロのお経・・。住職も大変だ。

護摩木が炊かれると燃える、燃える。ここまで熱気が伝わってきました。

そんな時、早く終わらないかなぁと、紅白の餅を待つ我が会員さん。上から撮っていたのを見つかってしまいました。やはりベテランは無駄な動きをしません、獲物を狙うのようですね。

火も燃え尽き、いよいよ火渡りの儀。私こんな靴はいてきてきてしまったけど燃えないかなぁ~と心配する人も。火の中に本気で入ると思ったようです。

いよいよ一般参拝者の火渡り。渡り終えると山伏から紅白のお餅を。

いただいた餅の袋の後ろに当たりの印がついていたら、山伏のキーホルダーかシールがもらえるらしいのだ。

最期に、日向神社で集合写真。全員揃っていなかったかも。

無事日向薬師例大祭ウォークは終了。お疲れさまでした。


4月20日の青山道は雨天のため中止。

次回は4月28日県立七沢森林公園とあつぎつつじの丘公園ウォークです。ツツジよさそうですよ!

いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会

伊勢原市を拠点とする観光活動を推進するボランティアガイドです。 伊勢原市周辺の観光案内や観光ガイド、ウォーキングなどを開催。