菜種梅雨が続き心配されていた天候も予想以上の好天気となり、30名以上の参加を頂いたウォークとなりました。気温も高く半袖での参加の方もいらっしゃいました。
数日前には満開だった三嶋神社の枝垂れ桜がどうなっているか、期待しながら出発です。
伊勢原駅北口9時5分出発の満員となったバスに乗り、串橋入口で下車し、みやのね公園で準備体操と挨拶です。
栗原川沿いの土手には菜の花が満開です。モンシロチョウも飛び交い、川の流れも綺麗でセリもあちこちに生えています。まさに春の小川です。
最初の訪問地は善波太郎重氏公が菩提寺の妙蔵寺です。
重氏公が死別した両親と妻子の供養の為に創建した寺と伝わっています。
本堂の前に強者で弓の名手の重氏公と千子姫の像が飾ってありました。重氏公の幡を射る話は関連する地名も併せて興味の有る面白い伝説と思います。
善波太郎の墓と伝わる石塔群です。五輪塔、宝篋印塔、宝塔が20数基が集まっています。
雷電神社に着きました。主祭神の別雷神(ワケイカヅチノカミ)は、雷の神様というより、雷を別け災難を避ける神様の様です。
雷電神社の裏にある串葦自治会館をお借りしてのトイレ休憩です。自治会の方の御協力に感謝です。
谷戸岡公園を通って、善波川に沿った桜並木を歩きます。三分咲き位でしたのでもう少し後なら更に壮観だと思います。
「太郎の力石」です。鎌倉時代の善波地区の領主だった善波太郎重氏公はであり力持ちで有名で、太郎が四股を踏んだ時に出来た下駄の葉の跡がこの石の上に残っているという言い伝えです。どこが跡か探索中です。
R246を横断し、坂道を登っていよいよ三嶋神社です。入口のソメイヨシノが歓迎してくれています。
桜をバックにしたかったのですが、逆光なので拝殿をバックに記念写真です。
神社境内の西側には重氏公と妻の竹美姫、妻の父の六太兵衛の石碑があります。
重氏公が没した時、重氏公が八幡、竹美姫が御嶽、六太兵衛を明神とする三つの洞を建立したが、江戸時代初期に統合し三嶋神社とした後、この地に移転した事を記念したものとの事です。重氏が身売りされた先の熊野新宮の六太兵衛に認められ娘の竹美姫を娶った話からも
妙蔵寺は重氏の前半の悲話を、後半は三嶋神社のハッピーエンドを物語っているとも思いました。
枝垂れ桜はこんな感じで雨の影響も有りかなり散っていました。境内の地面は花びらが積もっています。
三嶋神社から勝興寺へ。ここの住職さんが山道を入念に整備して下さったので雨の影響も無くここまで来る事が出来ました。
本堂も開けて頂き市の重要文化財の薬師像も拝観でき、トイレも拝借出来ました。
お寺の階段を観客席にして、善波地区の民話の日向薬師の大太鼓の紙芝居を名調子で行って頂きました。
帰りの善波川に沿った参道に山吹が咲いていました。
七重八重の山吹には実がなりませんが、一重の山吹はちゃんと結実します。
R246沿いは昼のバス便が無いので坪の内のバス停迄歩き解散しました。
雨どころか晴れて暑い日でしたが、神社の参道等の春の野草や桜を楽しむ事が出来たと思います。
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