4月22日は4年ぶりの比々多神社の春の例大祭でした。
見どころの人形山車の巡幸が無いせいか、寒の戻りの曇天の影響か、参加者の少な目のウォークとなりましたが、参道を入ると神戸の御旅所で行幸帰路の宮入りを待つ神輿に遭う事ができました。
神輿の帰路である宮入の出陣式(?)が始まりました。法被を着ているのは栗原、神戸、三ノ宮の各地区の祭の会長さんです。
先導役の天狗様(天孫降臨の猿田彦ですよね)に続いて威勢の良い掛声と共に神輿が繰り出しました。
ここからは台車に載せての移動です。担ぎ手も人の子ですので一休みです。
お囃子の太鼓はバックでの行進です。運転手さんも大変です。
宮入りの神輿を追い越して、神社の境内に先回りです。予想以上に大勢の方が参列し出店も多くかなりの盛況です。何故かお祭りの出店は幾つになっても心踊り目移りします。
巡幸の代わりに能楽殿に飾られていた山車のからくり人形の前で人込みを縫っての集合写真です。こんな写真は今までだったら撮れなかった貴重映像だとも思います。
左は栗原地区の山車の「熊谷直実」です。一ノ谷の合戦で平敦盛を討った事で有名な武将ですね。「青葉の笛」を歌える人も段々少なくなります・・・
右は三ノ宮地区の「加藤清正」です。文禄・慶長の役での虎退治でこちらは更に有名ですよね。
神戸地区は右側の鼠を鉄扇で叩いている人形です。看板を見るだけだと「仁木弾正」と勘違いされそうですが、叩いているのは「荒獅子男之助」で、踏みつけられている鼠が妖術で変身した「仁木弾正」です。人形浄瑠璃や歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」で有名との事です。山車が出たらここまで鼠や人形は良く見られなかったかもしれません。
この後、境内を自由行動としバス便の都合も有りこれで解散としました。
祭りとしては、この後に神輿の宮入が行われ、各地区の代表がちまきを拝領し、参拝者にちまきが振舞われる事となります。
山車が出なかったのが残念でしたが、神輿と一緒に参道を宮入りし、からくり人形を間近に見る事も出来た事で長い歴史のある神社の祭りを体感できたとも思います。
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