青山道⑥海老名~厚木ウォーク記録

5月17日(水)恒例の青山道シリーズの6番目、海老名から相模川を渡って厚木迄のウォークを行いました。

数日前の暖房が必要な寒さから一転した夏日の晴天でした。集合場所の七重塔の前での観ボラスタッフの打ち合わせです。

暑い日になる事が予想されましたが、30人以上の参加を頂きました。本日のコース説明を企画責任者が行い、準備体操後に出発です。

海老名駅を9時半に出発し、高層マンションが増えた陸橋の上から厚木・大山方面を望んだところでの説明です。この辺りは律令時代の条里制による広大な水田が有ったところです。

相模線の踏切を渡ったところで愛川町半原から海軍工廠の有った横須賀へ上水道を供給した横須賀水道路の説明を行いました。

水道路の脇にある海老名氏の供養塔です。海老名氏は村上源氏の末裔で鎌倉時代に活躍した季貞公が有名です。

横須賀水道路を進むと相模川の土手に突き当り、そこからは長い水道橋で対岸迄つながっています。注意書きは「横須賀水道局」になっています。

水道橋は約500m程の長大な橋です。手前の川は鳩川でその奥に相模川が流れています。

相模13社式内社の内の一社である有鹿神社の参拝です。本殿に上がらして頂く前にお祓いして頂きました。

パンダ宮司で有名な神主さんに神社の説明を行って頂きました。(顔出しは本人OKです)

有鹿神社は神奈川県内でも最古の神社とも言われています。龍の天井絵は近藤如水により描かれたものとのことです。

パンダ宮司さんを囲んでの集合写真です。

有鹿神社の参道脇の総持院です。この真言宗のお寺は有鹿神社の別当寺で、徳川家からも厚い庇護を受け葵の紋所を許されたとの事です。

青山道に戻り、七曲がりと呼ばれる経路を辿り、途中の海老名市歴史資料収蔵館でトイレ休憩をさせて頂き、相模川の土手に着きました。アスファルトの照り返しから解放され、川辺の風と大山の景色で少しは暑さがしのげました。この辺りから対岸へ厚木の渡しが行われたとの事です。

あゆみ橋を渡って、厚木の市街を北上すると「厚木の渡し」の記念碑が有ります。

厚木の渡船場で財を成した溝呂木氏宅内に祀られている東照権現の社です。

江戸時代には厚木一帯は下野烏山藩の所領地となり、ここにその代官所(厚木陣屋)が有ったという石碑です。

厚木陣屋の南側にある「厚木神社」です。かっては牛頭天王社と呼ばれ厚木村の鎮守だった神社です。境内の歌碑の説明板に罹れている斉藤鐘介(助)は書家でもあり、大山の二の鳥居の揮毫を行ってもいます。

神社境内で渡辺崋山が厚木の万年屋に宿泊し厚木で過ごした遊相日記に基づいた紙芝居を行いました。絵のレベルも高く、名士との交流も面白く脚色され語られていました。

今回のウォークはここで解散でした。

本日は30度を超える真夏日の中のウォークでしたが、全員無事に楽しくウォークを楽しむ事が出来た事と思います。次の青山道は厚木から愛甲石田への予定です。

いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会

伊勢原市を拠点とする観光活動を推進するボランティアガイドです。 伊勢原市周辺の観光案内や観光ガイド、ウォーキングなどを開催。