伊勢原の銀杏並木を訪ねてウォーク記録

12月1日(金)、先週の大山紅葉に続き、イチョウ並木を訪ねるウォークです。約200mの並木道は、かながわの公園50選に選ばれている伊勢原市総合運動公園の敷地南側にあります。

師走も近づき、寒い日が続いていました。1枚多く着込んで、ウォークに参加しました。

伊勢原駅北口に集合し、近くの金山公園で準備体操を行いました。総合運動公園を目指して、高部屋神社、東富岡八幡神社、龍散禅寺を経て、運動公園に繋がる自然散策路を歩く約7kmのコース。準備体操は入念に行いました。

最初のポイントである高部屋神社に着きました。延喜式内社相模国13座のうちの一社です。観ボラ役員の説明に参加者の皆さんが聞き入っていますが、境内の大銀杏は黄金色でした。

高部屋神社の社殿連縄(しめなわ)に海藻を見つけました。高部屋神社の神事の一つ、「汐汲みの神事」で、大磯照ケ崎海岸で採取されたホンダワラ(海藻)です。

高部屋神社から国道246号を跨いだ隣にある丸山城址公園に着きました。現在は、公園として整備されていますが、発掘調査で土塁や堀が大規模に存在していることがわかりました。堀の幅は狭く、鉄砲が使われる前に掘られたとか、障子堀も確認されたが北条氏の影響もあったのではと話題がつきません。園内の木々も色づいていました。

丸山城址公園の入口にあるアーモンドの植栽です。白や桜色の美しい花をつけるとの説明ありましたが、春が楽しみです。

高速をくぐって進むと、不動明王坐像(道標)があります。肝心の塔身は人に隠れていますが、正面には「左 大山道」、左側面には「右 厚木道」、右側面には「此方 飯山 八王子道」と刻まれています。

東富岡八幡神社に着きました。創建は建久2年(1191)源頼朝と伝えられています。近くで桃太郎トマトの自動販売機がありました。高部屋神社の拝殿の軒下には、亀に出会う浦島太郎の彫刻がありましたが、今日は太郎づくし?

東富岡八幡神社の境内に「何の木の花とも しれずにほひ哉 はせを」の句碑があります。

曹洞宗の名刹龍散禅寺です。本堂の十一面観世音菩薩や円通殿(右側のお堂)の聖観世音菩薩坐像を拝観することができました。小さな厨子に収まった十一面観音様と一木彫りで高さ3.5mの聖観世音様の大きさのコントラストが印象的でした。

運動公園に繋がる自然散策路に入りました。身近にこんな路があったのか、また来たいと思いました。

自然散策路の途中に津古久峠茶屋跡碑があります。江戸時代には大山詣での旅人で賑わったようです。

展望台を目指して、自然散策路を進みます。

展望台への別れ道です。展望台までは石段が続きます。

途中、振り返ると、湘南の海が見渡せました。

運動公園展望台に着きました。市政50周年を記念し展望広場には2基のデッキが設置されました。曇り空でしたが、大山側と相模湾側にパノラマが広がっています。

予定を変更して、展望台で昼食をとりました。

展望台から総合運動公園や産業能率大学近くの銀杏並木も見渡せました。

総合運動公園の敷地南側に続く銀杏並木道です。落ち葉がもっと敷き詰められたら、黄金色のトンネルです。

銀杏並木の入口(総合公園から下ると出口)付近で、集合写真を撮りました。

総合運動公園の銀杏並木は、伊勢原市の地域景観資源に登録されています。

朝方、寒さを心配したが、ときおり陽ざしもさし、風もなく、ウォークには程よい天候でした。盛りとは言えませんでしたが、参加者の皆さんには、黄金色に輝くイチョウ並木を堪能いただいたと思います。

いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会

伊勢原市を拠点とする観光活動を推進するボランティアガイドです。 伊勢原市周辺の観光案内や観光ガイド、ウォーキングなどを開催。