10月7日(火)、今日は大山の麓の門前町を歩いて下るウォークです。
歩きと同様に天気も下り坂?と思われる様な少し肌寒い朝のせいか、大山行きのバスも少し少なめでした。そのせいか今回は参加者21名と久々の2班体制のウォークとなりました。
伊勢原駅北口9時7分発のバスに乗って、大山ケーブルバス停に到着しました。着くと目ざとく軽トラの柿に駆け寄る人も・・・買いたいんだけど、今買っても重いし・・と悩みながら眺めています。(後方の人は特に気にしていませんので大丈夫です)
柿は兎も角、いつもの準備体操です。
千代見橋を渡ると旧参道「とうふ坂」の始まりです。
道端には白い花が目立ちます。マルバフジバカマ(丸葉藤袴)という外来種で鹿が食べない野草なので最近は山道のどこでも咲いています。
今回は大山詣りをイメージしてこんな小道具も用意しました。
モデルはご夫婦ではありませんのでお間違いなく。
とうふ坂はバス通りが出来るまでの旧参道です。玉垣や板まねきの先導師旅館が並んだ坂道を降りていきます。
とうふ坂を過ぎ、開亀橋を渡って良弁滝に着きました。
滝の出口の「に組の龍」を指して説明しています。江戸の火消しは将軍吉宗の頃に「いろは48組」が結成され、明治の初めには大規模な編成替えが行われ「いろは組」は無くなったとの事です。
時間に少し余裕が有ったので大山名物の良弁さんに立ち寄り「大山まんじゅう」を買いました。お店の人も突然の多くの客の来訪に戸惑っていた様でした。
愛宕滝は生憎、工事中で滝の水は流れていませんでした。いつもは一番水量の有る滝で。傍らの紅葉の時期は写真映えするスポットです。
先導師旅館の小笠原さんに寄らせて頂き、先ずは集合写真を撮らせて頂きました。
今回のウォークの目玉でもある小笠原旅館の御当主に先導師にまつわる興味深いお話を色々お聞きする事ができました。当事者から語って頂ける内容は非常に貴重です。
小笠原さんを後にして黄花のコスモスの脇を通って歩くところを撮って何とか秋のイメージの記録にしておきました。
阿夫利神社の社務局での定点ガイド説明です。
社務局の山側にある植え込みです。「山」以外は判読が難しい状態です。
右から大山となっている様に見えますが、他は何という文字なのか調査不足で不明です。
社務局の入口には神仏習合の名残の石灯籠があります。
獅子山荘の名物の三獅子です。草木が生えていて親獅子の姿が良く見えませんが迫力ある石のモニュメントです。
大山公民館さんに場所をお借りしての昼食タイムです。それぞれ椅子やゴザでくつろいでいます。食後の昼寝の熟睡で起こされた人もいた程ゴザは日本人に向いているのかもしれません。
昼食休憩が終わった後の観ボラ前会長による大山駅バス停の説明です。自分の経験に基づいた説明はやはり貴重です。
バイパス道路を少し下った所に立っている姉妹都市の茅野市から道灌まつりの為に特別に寄贈された諏訪大社の御柱(そのものではありませんが)です。その周りには藤沢の大山道にあった道標等が置かれています。バスや車では素通りしてしまう場所なので少し残念です。
バイパスから旧道に移動し少し降りた所で渡っているのは「二つ橋」です。こちらもバスや車では取りすぎる目立たない場所のであまり知られていませんが、室町時代に修験道のTOPが和歌を残しています。
今回の最終地点の「三の鳥居」です。
ここまでが大山の門前町となっています。ここのバス停で解散し帰路につきました。
大山の門前町はバスや車で素通りされる事も多く、訪れる観光客も多くはありませんが、この場所を歩いてみる事で、大山詣りで賑わった頃の雰囲気を味わえる多くの発見が出来る事と思います。
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