伊勢原市日向と厚木市七沢温泉の日向林道では、今ヒメウツギが見頃です。
晴れの日より、雨上がりの後が綺麗に映えます。
3蜜も無し、ソーシャルデスタンスも十分。気温13℃、少し風が冷たく感じましたが、散歩には程よい陽気でした。
光が当たると、純白のウツギの花が光輝きます。
ヒメウツギってどうして道路の斜面に垂れ下がるように咲くのか? 低木だからこうして斜面に伸びないと光を得ることがでできないのであろう。
北斜面にではあまり見られない。
このヒメウツギの雄しべを抜いてみると、まるでロウソクに火をともしたような形をしています。王冠のようにも見えます。
ウツギ(空木)は、旧暦の卯月に花を咲かせることから、「卯の花」という別名を持っています。
卯の花と言えば、おからですね。
おからに似ているからと言われていますが、それはどうか?
豆腐を潰したほうなら、卯の花に・・
卯の花というと、唱歌『夏は来ぬ』では ♬ 卯の花の 匂う垣根(かきね)に・・と詠っていますが、匂いの方はあまり感じませんでした。
ひょっとして俺コロナに感染したか!
これが咲くともう梅雨入りまじかです。そしてもうすぐ夏がやってきます。
『万葉集』にも歌われた卯の花
霍公鳥(ほととぎす) 来(き)鳴き響(とよ)もす 卯の花の 共(とも)にや来(こ)しと 問はましものを??
これは新元号「令和」で今、改めて注目されている『万葉集』に載っている歌で、作者は奈良時代の官吏・石上堅魚(いそのかみのかつお)です。
「ほととぎすがやってきて、鳴き声を響かせているよ。卯の花が咲くとともにやってきたのか、と問いたいものだな」と詠んでいるのです。
「そうだよ。卯の花と一緒にやってきたんだよ」と、ほととぎすが答えてくれるとよいのですが、さて・・。
ウツギと言っても沢山の種類があります。
丹沢のヤビツ峠に行くと色々な色に変化するウツギもあります。
箱根の山を境に海側と山側で品種が変わるので箱根ウツギと言われているらしい。丁度、日向山の辺りが境界になります。
ただボ〜として歩いていないで、皆さんも観察してみてくださいね。
3蜜もなく歩けますが、マスク、ソーシャルデスタンスの確保など、コロナエチケットを忘れずに・・。
みどりの山が、コロナ疲れには一番のワクチンかも・・。
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