大山紅葉ウォーク記録

2022年11月24日(木)

サッカーW杯、日本の金星を祝うような青空の下、

毎年恒例の大山紅葉ウォークを行いました。


伊勢原駅北口9時2分発のバスに乗り、大山ケーブルバス停で下車、近くの駐車場をお借りして準備体操を行いました。

前日の冷たい雨のせいか、参加者の数は予想を下回りました。

こま参道ののぼりで、今日のウォーク開始です。

今回は、阿夫利神社まで歩いて上る参加者とケーブルを利用する参加者に分けて実施しました。大山ケーブル駅で、ケーブルを利用する皆さんと一時お別れです。

ケーブル組は、大山寺駅で途中下車、大山寺の紅葉を楽しんだ後、再度、ケーブルで阿夫利神社に向かいます。

ウォーク組は、八意思兼神社(やこころおもいかねじんじゃ)で最初の休憩です。

男坂、女坂に別れるところにある神社なので追分社とも呼ばれています。

私たちは、左手の女坂をのぼり、大山寺に向かいました。

女坂には「七不思議」と呼ばれる伝説が残されています。

最初のスポット「弘法水」です。弘法大師という名の高名な僧侶が杖で地面を叩くと、突如水が湧き出て、その後も水量が減ることも、濁ることもなかったと言われています。

七不思議の一つ「逆さ菩提樹」です。なぜ逆さ菩提樹と伝えられていたか、観ボラ担当者から説明がありました。

いよいよ山中の紅葉が目につくようなってきました。

前不動堂に着きました。大山では倶利伽羅竜王堂に次いで古い建物です。

大山に残る最古の建物、倶利伽羅竜王堂です。

眼前の紅葉のあざやかさに、皆さん、スマホで撮影に夢中になりました。

大山寺本堂へ続く石段の下です。皆さん、上を見上げています。何が見えるのでしょうか。

見上げた先は、石段を覆い尽くす圧巻の紅葉でした。

石段の両脇に三十六体の童子像が整然と並んでいます。

いつもは段数が気になる石段も、今日は、楽しみながら登れました。

石段脇の秋の紅葉は県下随一の景勝と言われています。仏像と紅葉が心をいやします。

冒頭にアップしている写真も、この場所で撮りました。

石段の中央には、上から下まで石灯篭がありますが、

その中の一つの灯篭の小窓(灯火を灯す穴)を通して見た石段脇の仏像です。

階段をのぼりきり振り向いたら、紅葉の向こうに湘南の海、江の島が見えました。


大山寺の境内の銀杏です。前日の風雨の影響が心配でしたが、銀杏の黄色も楽しめました。

大山寺の境内、宝篋印塔本堂屋根側面の切妻です。

屋根を力の限りで支えている力神が見えます。

力神は、近辺では子易明神でも見ることができます。

観ボラの担当者から、本堂の獅子の彫り物などについて説明がありました。

向背階段上、大扉右側の太柱の獅子の部分に、本堂の建立に従事した大工の棟梁の名前が刻まれています。

皆さん、紅葉を背景にして、何かを口にしています。

厄除けのお饅頭です。アツアツでした。

ウォーク組は、引き続き女坂を登りました。

大山寺から阿夫利神社までは、女坂とは言え、意外に急こう配です。

手すりにつかまりながら、慎重に登りました。

ケーブル組は、大山寺駅から、再度ケーブルに乗車し、阿夫利神社に向かいました。

阿夫利神社下社に到着です。

ケーブル組は、ウォーク組より早く阿夫利神社に到着していたようです。

観ボラ担当者が「疎開児童像」の前で大山疎開について説明していました。

太平洋戦争で、横浜、川崎などの都会が空襲を受けたので、都会の児童たちはその難を逃れるため、親元を離れて大山(宿坊)で集団生活をしました。

ウォーク組の集合写真です。

ケーブル組の集合写真です。


下社で解散しました。

前日の風雨の影響が心配されましたが、天気にも恵まれて、大山の紅葉を十分に楽しめたと思います。参加者の皆さんは、おのおのミシュラン・グリーンガイドジャパンにおいて「二つ星」として紹介された眺望やこま参道での豆腐料理などを味わいながら、家路につかれました。

いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会

伊勢原市を拠点とする観光活動を推進するボランティアガイドです。 伊勢原市周辺の観光案内や観光ガイド、ウォーキングなどを開催。