5月5日は恒例の国府祭ウォークです。
絵図は江戸時代の「相中留恩記略」に描かれた国府祭の様子です。天下祭と呼ばれたくらいで昔から盛大な祭りだった事が伺えます。
大磯駅8時45分集合ですが、駅前は狭いので東側の交番脇の空地で受付を行いました。
丁度日蔭も有り、暑さを避ける事が出来ました。
(交番のお巡りさんには断っておきました。)
大磯駅9時01分発のバスを待って居ます。当日は地元大磯の観ボラのツアーもありましたが先発のバスで行って頂いたので何とか全員乗り込む事が出来ました。
大磯プリンスホテル入口のバス停で下車して、東海道線のガードをくぐって祭場に向かいます。遠くに大山も見えています。天気は五月晴の快晴に恵まれ、かなり温度も上がりそうですが未だ湿気も無いので日蔭になると涼しくなります。
「見合いの松」で今日のウォークの説明と準備体操を行いました。
祭りの本番では、五社の神々と逢う為の総社(六所神社)からの神輿行列がここで祭事を行います。今は馬場公園が大矢場(逢親場)ですが、昔は住宅も無くこの辺りまで大矢場だったのかもしれません(勝手な憶測です)
大矢場(逢親場)となる馬場公園でトイレ休憩です。既に多くの屋台が並んで食欲をそそる香りが立ち込めています。
馬場公園を後にして「神揃山」に向かいます。ニノ宮(川勾神社)の神輿が山への入口前でウォーミングアップ中です。近場の神社は山用の白木神輿と大矢場用の本神輿を用意しています。
神揃山の西北側にある三ノ宮用の入口では神輿が待機中です。
神輿は急な坂道を登って来ます。白木の神輿とはいえ大変そうです。
化粧塚で休憩し、佇まいを直し、気合を入れて山への入場に備えます。
神揃山の祭場では既に一ノ宮(寒川神社)は入場済みで二ノ宮の神輿が入場です。
神輿を見物してると運よくチマキも頂けました。
いよいよ威勢の良い掛声と共に三ノ宮の入場です。演出なのか斜面からズリ落ちたりして既にハラハラします。
神輿を左右に倒してのあばれ神輿です。若くないとこんな事は出来そうにありませんが、身体を壊さないか心配してします。神輿に乗った神様もスリルを味わっているのでしょうか。
四ノ宮(前鳥神社)の入場は笙(しょう)による厳かな雅楽と共に優雅に入場です。
三ノ宮以外の神社の神輿は掛け合いのリズミカルな掛声です。
最後は平塚八幡神社の入場です。ことらも横笛の音と共に優雅に入場です。
各神社の神輿入場が終わると三ノ宮のちまき行事です。杉の葉と共に粽(ちまき)が詰められている俵を投げ上げた後、中から取り出したウルチ米で作ったちまきを周りに投げます。
撒いて頂くちまきはそんなに多くないので拾った人は無病息災のご利益が有るのでラッキーだったと思います。
いよいよ国府祭のメインイベントでもある「座問答」です。
虎の毛皮を使っての川勾神社と寒川神社での一之宮争いを模した祭事ですが、人気のある祭事なので撮影には早くからの場所取りか踏み台持参が必要です。
昨年は前に陣取った人にブロックされましたが今年は忌竹にブロックされました。
「いずれ明年まで」・・
座問答も終わり、神揃山を降りる前に集合写真を撮りました。
見合いの松まで戻り、ここでウォークとしては解散しました。帰る人はバス停までお送りし、祭りの続きを見たい人は自由行動です。
見合いの松で暫く待っていると六所神社からの神輿に続いての行列が到着しました。
六所神社の御霊代の先導として馬に乗って来た大磯町町長(国司役)と六所神社の宮司はここで下馬となり、見合いの式の祭事の後、逢親場へ向かいます。
大矢場(馬場公園)に入場した六所神社の神輿が場内をリズミカルな掛声で練り歩きます。
大矢場の行在所に安置された御霊代の前で行われる巫女にょる浦安の舞が奉納されます。
神揃山から下りてくる各社の神輿を歓迎する「鷺の愛」が行われています。
この後、五社の神輿が行在所に置かれ六所神社の対面の祭事が行われた後、各神輿は最後の練りを行いながら帰路となります。
祭りの一部始終を見る事はなかなかできませんが、1000年以上の歴史を持つ相模最大の祭りを楽しむ事が出来たのではないかと思います。
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