12月4日(木)、天気予報では寒~い一日と言っていましたが、雲も風も無い穏やかな朝を迎える事ができました。
天気が良かったせいか30人の方に参加頂きました。バスを2回に分けて乗車することも懸念していましたが、9時発のバスに全員乗り込んで出発する事ができました。
荻野神社前バス停で下車して、先ずは荻野神社を訪問しました。
朝日を浴びて黄色に輝く銀杏を見ながら境内をお借りして準備体操です。
境内には銀杏の落ち葉が積もっていました。童心に帰ったのか、童心のままなのか分かりませんが、こうしたくなる気持ちは良~く分かります。
この神社の建屋は江戸初期のままで築400年と古いもので神奈川県指定文化財となっています。傍らの銀杏は樹齢600年と言われ、共に時代を感じさせてくれます。
神社の西側は甲州道(厚木の岡田から長竹を通り旧藤野町の吉野で甲州街道に至る)で大山道の一つ(吉野道)でもありました。平成8年に東側にバイパスが改設するまではこちらが国道でした。
荻野神社を後にしてR412バイパスを下り鳶尾団地の坂を上って鳶尾中央公園に着きました。
この公園の最上部には鳶尾遺跡(古墳)がありますが、登ってみても特に遺構らしきものはありません。直径が33mの円墳とのことですのでらちめん古墳より小さいと喜んでいる人もいましたが、地元を愛する気持ちは大事です・・・。
公園内のトイレのある広場で休憩です。モミジなども落葉しはじめて冬景色の始まりです。
公園を降りてしばらく歩くと視界が開けた道となり丹沢の山なみが見渡せます。
ここから見る大山は独立峰のイメージはあまりありません。丹沢連峰を従えた先頭役の様にも見えます。
こちらの山々は高取山~経ヶ岳でしょうか。地元の人は西山と呼んで採石事業で山が破壊されて行くのを懸念している様です。それにしても良い天気で、山々がクッキリと見渡せます。
子合(こあい)地区にある子合地蔵尊のお堂です。毛利冠者と呼ばれた源義隆の子で僧の淨慶が河内源氏発祥の地の河内国壷井から勧請した地蔵尊を祀ったものとの事で、8月16日にご開帳との事です。このお堂も地元の人が大事に管理されています。
子合地蔵堂から歩きR412旧道を降りた所に荻野山中藩陣屋跡があります。
この辺の低地は遊水地の様で澄んだ水の流れが点在しています。ホタルの里という看板もありました。
倒幕運動で焼き討ちにあった跡に再建された稲荷神社です。
陣屋跡の広場で、荻野山中藩の説明を紙芝居風にしての説明です。
馴染みが少ない歴史なのですが、分かりやすく出来ていたと思います。童心に帰った人たち?も紙芝居を聞き入っていました。
紙芝居の後は「西山」をバックに集合写真です。
最後の藩主で荻野山中県の知事ともなった大久保氏の揮毫による城址の碑です。
紙芝居の跡だったのでより興味を持ってみる事ができたのではないかと思います。
荻野川沿いの土手道を歩きます。大山に続く丹沢の山なみを眺めながらのウォークだけでも十分楽しめる天気です。
ヤギさんも一生懸命に枯れていない草を探しているのでしょうか。
荻野運動公園にて昼食タイムです。寒かったらと公園に会議室も予約の準備をしていましたが、青空の下でのピクニック気分のランチタイムとなりました。
昼食後は運動公園を後にして、荻野川を渡って「うとう坂」を通りました。
昔は寂しい坂道だったので大声で歌いながら通ったのでこの名になったそうですが、今日は童心に帰った人も歌ってはいない様でした。
解散場所の稲荷木バス停に着きました。10分ほど待ってバスが来て全員乗車も出来ました。次は金目観音周辺のウォークです。今年最後のウォークですので皆様のご参加をお待ちしています。
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